生前にお墓を建てる“寿陵（じゅりょう）”とは？縁起がいいって本当？

2025.08.29
終活, お墓の基礎知識

「生前にお墓を建てるなんて不吉では？」。

そんなイメージから一歩進んで、近年は“前向きな終活”として寿陵（じゅりょう）を選ぶ方が増えています。

藤枝市・焼津市・島田市エリアでも、「元気なうちに自分らしいお墓を決めておきたい」というお声を伺う機会が年々多くなりました。

本記事では、寿陵の意味や由来、実際に検討するメリットをやさしく解説します。

寿陵（じゅりょう）とは？

寿陵とは、生前に自分や夫婦・家族のためにお墓を建てることを指します。
「寿」の字が示す通り、長寿や家の繁栄を願う“おめでたいこと”として捉えられてきた歴史があり、仏教圏を中心に古くから行われてきました。

今日では終活の一環として、元気なうちに場所やデザイン、刻む言葉まで自分たちで選び、納得のいくかたちに整えておく取り組みとして広がっています。

仏教的な意味と由来

仏教では、命あるものへの感謝や無常観を踏まえ、いまを大切に生きる姿勢が重んじられます。

寿陵は「いつか迎える時」に備え、残される家族の負担を軽くし、心の準備を整える“善き行い”という考え方で受け止められてきました。

石碑や墓誌を先に整えることで法要や納骨の段取りがスムーズになり、いざという時に慌てず、落ち着いて見送りができる点も実務的な利点です。

藤枝市でも増えている「元気なうちに決める人」

藤枝市では、退職や子どもの独立を機に住まいや相続の整理を進めるタイミングで、寿陵を検討する方が増えています。

「子どもに負担をかけたくない」「将来の費用や手続きを明確にしておきたい」といった理由が多く、焼津市・島田市の皆さまからも同様のご相談をいただきます。

生活圏から無理なく通える場所にお墓を確保しておくことで、日々の供養や季節の折々のお参りが自然と習慣になり、心の拠り所ができたというお声も少なくありません。

生前にお墓を建てる主なメリット

1）費用の見通しが立つ

寿陵は、墓所の場所・石種・彫刻内容・付帯する供養内容などを比較検討しながら決められます。
生前だからこそ複数プランを落ち着いて見比べ、無理のない費用で納得の選択が可能です。
将来の価格変動や急な手配に左右されにくく、支払い計画も立てやすくなります。

2）家族の安心につながる

「場所」「名義」「刻字」「供養スタイル」などを事前に決めておくことで、喪主や遺族の意思決定の負担が大きく軽減されます。
お墓の方針が共有されていると、葬送の場面でも迷いが減り、ご家族はお見送りに心を傾けやすくなります。

3）相続や手続きの整理がしやすい

生前のうちに墓所の名義や承継方針を整えておくと、相続時の混乱を避けやすくなります。
また、永代供養が付帯するプランを選べば、将来の承継者不在リスクに備えやすく、「子どもに負担をかけたくない」という想いにも応えられます。

4）“自分らしさ”を反映できる

寿陵は、石碑のデザインや文字、建立の想いを自らの言葉で表現できる点も魅力です。
生前の対話を通じて家族の価値観が共有され、供養の場が“わたしたちらしい場所”として受け継がれていきます。

※永代供養についての詳しいご説明は、コチラのボタンからご確認頂けます。

よくある誤解と、実際のところ

「生前にお墓を建てるのは縁起が悪い？」

昔ながらのイメージから抵抗感を持つ方もいますが、寿陵は“長寿と家運隆盛を願う”前向きな準備として伝えられてきました。
近年は終活の一環として前向きに捉える方が増え、藤枝市・焼津市・島田市でも定着しつつあります。

「準備すると、かえって気持ちが重くなる？」

実際には、場所や費用、手順が明確になることで安心感が生まれたという声が多く聞かれます。
不確かな将来への不安を小さくし、今の暮らしを大切にできるようになったというご感想もあります。

藤枝市・焼津市・島田市エリアで寿陵を検討するなら

福てらす墓園は藤枝市内にある都市型の霊園で、生活圏からアクセスしやすい立地が特長です。

宗教・宗派は不問で、永代供養が付帯するプランをご用意しています。
生活のリズムに合わせたお参りがしやすく、日常の延長で“心が落ち着く場所”としてお選びいただいています。

お選びいただける主なスタイル

自然と共に眠るスタイルの、永代供養付き樹木葬
個別の墓石で供養するスタイルの、永代供養付き家族墓
合同で安らかに眠るスタイルの、永代供養塔

いずれのスタイルも最林寺が永代供養をいたしますので、将来の承継が不安な方も安心です。

永代供養付き樹木葬

永代供養付き家族墓

永代供養塔

各プランは、事前の見学・費用説明・彫刻内容のご相談が可能です。
藤枝市はもちろん、焼津市・島田市からのご見学も歓迎しております。

寿陵を検討するときの進め方（目安）

家族で希望を共有する（場所・スタイル・予算・将来の承継方針）。

候補の霊園を見学し、立地や雰囲気、管理体制を確認する。

費用の内訳（墓所・石材・彫刻・永代供養の内容）を把握する。

刻字内容や建立時期を検討し、見積書で最終確認する。

契約・建立後は、年中行事やご家族の節目に合わせて大切にお参りする。

まとめ：寿陵は“前向きな終活”のひとつ

寿陵は、不吉ではなく“安心を整えるための準備”という前向きな選択です。

元気なうちに検討するからこそ、費用やデザイン、場所まで自分らしく決められ、ご家族にとってもわかりやすい「拠り所」が整います。

藤枝市・焼津市・島田市エリアで寿陵をご検討中の方は、まずは見学や資料で情報をそろえ、家族で話し合うところから始めてみてはいかがでしょうか。